インターネットはいつでもどこでも利用することができ、世界中の企業と顧客を結びつけます。しかし、地元エリアなどで地域密着型の店舗ビジネスを営んでいる場合、世界中の人とやりとりする以前に、地元の人にアピールしたいと考えるかと思うのが当然かと思います。
今回は、実店舗ビジネスのインターネット活用法について解説して行きます。

はじめに

実店舗ビジネスが見込み客と繋がる手段として、インターネットが主流となる以前は電話帳が一般的でした。
今では、自宅のパソコンや携帯電話、スマートフォンでお店を探すことができます。では、そのような人々があなたの提供しているサービスや商品に関する事柄を検索していて、偶然あなたのお店が近くにあった時、見込み客を獲得する絶好に機会になるはずです。しかし、せっかくお店は近くにあるのに、検索結果にあなたのお店が表示されなかったら、見向きもされないことになります。

その機会を活かすためには、検索結果に住所や電話番号、営業時間などの店舗情報が、きちんと表示されることが一番大事なことになります。つまり、インターネット上であなたのお店の存在感を確立することが必要になります。このように絶好の機会を創出し、見込み客にも検索エンジンにも知って貰う為に、あなたが出来ることを詳しく見て行きたいと思います。

地域情報サービスの活用

見込み客とインターネット上で接点を持つ方法の一つとして、地域情報サービスの活用が考えられます。
地域情報サービスの主なものとしては、ぐるなびや食べログが分かりやすい例になるかと思いますが、Google マイビジネスなども挙げられます。このような地域情報サービスは、近隣で生活する見込み客に対して、あなたのビジネスを知らせる有効な手段の一つです。

地域情報サービスの多くはほとんどの場合、無料で活用することが出来るので、あなたがやるべき事の一つ目として、最も手軽で重要なものになります。なお、地域情報サービスの利用条件として、実店舗の保有や対象地域を絞ったサービス提供が求められる為、インターネット上でのみのビジネスは原則として地域情報サービスに登録できませんのでご注意ください。

地域情報サービスの登録が終わったら、次にあなたのお店や登録情報が Google などの検索エンジンの検索結果に表示されるようにして行きましょう。そうすることによって、検索エンジン経由で、あなたのお店を見つける人が増えるようになります。

インターネット広告の活用

現代においては、ほとんどの人がインターネットのサービスを活用していることはお伝えしてきました。
では、実店舗ビジネスのオーナーは、他にどんな手法で、見込み客に自社のサービスや商品を宣伝しているのでしょうか。見込み客はインターネットを利用して、必要な情報を収集しているので、そのインターネット上に広告を設置することが多いと言えます。地元地域で密着型ビジネスなのだから、インターネット広告のように不特定多数に知ってもらっても意味がないと思う方もいるかもしれません。しかし、今は特定の場所で特定のキーワードで検索した人だけに対して、広告を表示させることが出来るようになりました。
例えば、あなたのお店のから５キロ圏内にいる場合にのみ、広告を表示するように設定出来るのです。

他にもあなたのお店の営業時間を登録してあれば、その営業時間中だけ広告を表示できるような広告サービスもあります。また、ここでは簡単に留めておきますが、ソーシャルメディアでも広告と同様に、付近にいる人だけに関連性が高い広告を表示することもできますので、こちらも活用すると良いでしょう。

携帯電話ユーザーの来店を増やすには

知っての通り、現代では多くの人が携帯電話を利用しています。皆さんも携帯電話で近くのお店を検索したことがあるのではないでしょうか。少し視点を変えてみると、実店舗ビジネスのオーナーから見れば、携帯電話を活用して、近隣の見込み客にあなたのお店をアピールできるチャンスが多くあるということになります。
その為には、あなたのお店の情報が携帯電話で正確に表示され、電話番号や最寄駅からの地図など、来店や問い合わせなどに必要な情報がきちんと閲覧できるか確認することが重要です。

また、昨今の携帯電話では、位置情報が分かる GPS 機能が実装されていますので、その特徴を活用して多くの人は、目的地までのルートを検索しています。他にもお店のアプリがあれば、 GPS 機能を利用して見込み客が一定の範囲内に接近した時にだけセール情報を発信することができるようになります。順を追ってで構いませんが、ある程度構築できたら携帯アプリの準備も有効となります。
上記のように、 GPS 機能やアプリといった携帯電話特有の技術を活かして、適切なタイミングと効果的な方法でお店の存在をアピールすることによって、携帯電話ユーザーの来店を増やすことができるのです。

検索エンジンの活用

ここでは最終的な具体的行動として、検索エンジンの活用について解説して行きます。
インターネット上にいる見込み客と接する為には、検索エンジンにあなたのお店の所在地や情報を正確に認識させる必要があります。あなたのお店のWebサイトがある場合は、会社名や住所、サービスの提供地域、電話番号、そして営業時間が記載されていることを確認しておきましょう。他にも所在地やサービスと関連性のある内容のWebページを追加することにより、あなたのWebサイトが検索結果に表示されやすいようにしていく必要があります。

Webページの内容が、見込み客とあなたのお店との繋がりを生むきっかけにもなりますし、見込み客の役に立つコンテンツとして検索エンジンに評価してもらえる可能性もあります。このように検索エンジンがある地域の検索者とあなたのお店の関連性を認識することによって、検索結果に表示される可能性も高まります。

少し本題とそれますが、そもそも検索エンジンの役割とは、検索者に適切な場所やタイミングで、最も適切な結果を表示することが使命となります。つまり、検索エンジンは、検索者からあなたのお店までの距離や、検索キーワードに含まれる地域名を考慮して検索結果を表示します。例えば、福岡で近くの美容院を探している人の検索結果に、横浜の美容院が表示されることはないのです。なお、検索エンジンの基礎に関しては、以下の記事で詳細をまとめておりますので、気になる方はご参照ください。
参考記事：【Webサバイバルガイド】#1 検索エンジンにWebページが登録される仕組み

また、検索エンジンの大手 Google をうまく活用して行こうとすれば、無料でサービスが提供されている Google マイビジネスがおすすめです。Google マイビジネスを利用することで、 Googleがあなたのお店の所在地を明確に把握することができるからです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は実店舗ビジネス向けにインターネットの活用法を網羅的に見てきました。
本来業務もある中で、やらなきゃいけない事が多く、少し大変かと思われるかもしれません。
しかし、今回お伝えしてきた内容はどれも重要な基礎的内容の為、実施したぶんだけ後で効果が現れやすい部分になります。少し先の売上増を見越して、この記事を少しでもお役にたてていただければ幸いです。
そしてできれば、実践してもらい効果を実感してもらえればもっと幸いです。

なお、当ブログでは、Webサイトの活用方法など、もっと知ってもらいたい情報を各種取り揃えております。
特に今回の記事に興味を持って頂けたなら、以下の記事等もお役にたてるかと思いますので、お時間があればご閲覧ください。
参考記事：100年時代を生き抜くために！あなたのビジネスチャンスを支えるWebサイトの活用

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