Webサイトの分析ツールは世の中に多く存在しており、それを有効活用することによって、Webサイト上で訪問者がどのような行動を取っているのかを確認することができます。特に活用されているツールの代表格としては、皆さんご存知の「Google アナリティクス」が有名ですね。
「Google アナリティクス」の設定方法や詳細な活用方法に関する記事や情報は多く出回っていますが、基礎であったりそもそもの考え方を解説しているコンテンツはあまり見かけませんので、この記事を執筆するにあたりました。当サイトでの「Google アナリティクス」に関する詳細な解説編は、また次の機会に書いていきたいと思いますが、今回はもっと基本的な項目からしっかり抑えていきたいと思います。
なお、この記事はWebサイトの分析にまだ慣れていない方や、中小企業でWeb担当を片手間で行なっている方などを中心に、読んでいただければと思っています。なぜなら、中小企業のWebサイトの活用は遅れ気味であり、アクセス解析や分析に関しては、ほとんど手を付けられていない事が明確になっているからです。そして、他が出来ていないからこそ、早急に実施すべきであり、インターネットを活用したビジネスにおいて、競合他社と差をつける絶好のチャンスであると認識しているからです。
詳細に関しては東京商工会議所が実施した実態調査を元に、以下の記事をまとめていますので、参考にしていただければ幸いです。
ご参考:実態調査を分析!中小企業の売上が上がるホームページ活用術
それでは、スタートしていきましょう。
Webサイトの分析方法
今の時代、分析ツールさえ活用できれば様々な情報を集める事が出来ます。例えば、Webサイトの訪問者数やWebサイトの滞在時間などが挙げられます。一般的にこれらの情報を「指標」と呼び、測定可能な数値データとして活用されます。あなたをはじめ、多くのWebサイト保有者や運営者は、Webサイトの訪問者についてもっと多くの事を知るために、この指標を活用する事ができます。
また、あなたのWebサイトに訪れた訪問者に何をして欲しいと考えていますか?
商品やサービスの注文やお問い合わせ、メールマガジンの登録など、見込み客に取ってもらいたい行動を「コンバージョン」呼びます。分析ツールでは、あなたのWebサイト上であなたの希望した行動を取ってくれた訪問者の数、「コンバージョン数」も把握できます。
他にも使用している端末やデバイスの種類、場所などを指す「ディメンション」も情報として収集する事ができます。このように様々な情報をあなたのWebサイト上から収集する事ができるようになります。
少し複雑になってきましたので、まとめてみます。
《用語解説のまとめと例》
指標とは・・・
Webサイトでの滞在時間、閲覧されたページ数などの測定可能な数値データです。コンバージョンとは・・・
商品の購入、メールマガジンの登録など、お客様の行動に関する数値データです。ディメンションとは・・・
デバイスの種類、場所など、レポートの作成に使用できる、訪問者に関するデータグループです。
では、以下の例題に沿って要素をみていきましょう。
先週、AさんのWebサイトに 1,000 件の訪問があったとしましょう。
1,000 という数字が指標です。
その訪問者のうち、500 人はアメリカ、300 人はスペイン、200 人はイギリスから訪問していました。
それらの国がディメンションですね。
ディメンションは、「出身国」など、訪問者をまとめる「共有項目」です。
最後に、先週Aさんのメールマガジンに登録した訪問者が 300 人いたとします。
その 300 件の登録がコンバージョンです。
つまり、Webサイト上であなたのビジネスにとって望ましい行動を起こすことを指します。
まとめ
上記のようにインターネット上でWebサイトを活用することによって、非常に多くの点を測定できることは大きなメリットになります。Webサイト上での訪問者の行動傾向やアクセス元を知ることで、コンバージョンを増やす方法について考察する機会と様々な洞察を得る事ができます。
Webサイトの分析は、他のインターネット上での実施施策の効果を測定し、戦略に活かす事ができます。
他にもあなたのWebサイトの修正すべき箇所が把握できたり、Webサイトの改善に繋がる重要な手がかりを得る事もできるようになるはず。今後の方針を考えるためにも、早速分析ツールを使ってみてくださいね。
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