インターネット上で目立つことは、必ずしもすぐさま売上の増加に繋がる施策ではありません。
しかし、インターネットの利用者数は年々増え続けており、インターネット上でビジネスの拠点(Webサイトやホームページ)を構築することは、大小関わらずビジネスの現場にとって重要な対策案件の一つです。
そこで今回はインターネットをビジネスで活用する際に実践したい基本概念を4つの項目に分けて解説していきます。

 

1.明確な目標設定が最重要


インターネットをビジネスに活用するメリットはご周知の通り山ほどありますが、逆に色々なことが出来過ぎてしまって、頓挫してしまうという事例もよく聞く残念な話です。
インターネットでビジネスを成功させていくためには、一流のスポーツ選手が鍛える『体幹』と同じように、具体的でブレない『目標』を設定することが重要です。
具体的な目標が明確に設定されていれば、インターネットでビジネスを実践していく上で、様々な施策をより多角的に実施することが可能となります。

インターネットをビジネスで活用する方法といえば幾つもありますが、代表的な例としては、ソーシャルメディアを使ったユーザーとの関係構築やeコマースなど、数えきれないほどの事例が考えられます。
例えばあなたが新進気鋭のセレクトショップを経営しているオーナーだとします。
その時のあなたの目標は、たくさんの人に来店してもらうことであったり、特別に仕入れた最新ブランドの靴を購入してもらうことや、自分お店で扱うアイテムのセンスの良さをアピールすることかもしれません。
しかし、実際に来店してもらう為には、まずあなたのお店を知ってもらわなければいけません。

その為に必要なことは、当然インターネット上であなたのお店の存在を見込み客に知ってもらうこと、すなわちあなたのお店に関する情報をインターネット上で提供をすることが、はじめの一歩となります。
当たり前のことしか書いてないと言われれば、事実そうなってしまいますが、明確な目標(見込み客に存在を知ってもらうこと)を念頭に置くことで、ブレない体幹をまずは得ることが必要だ、という認識を忘れないように一歩一歩着実に前進しましょう。

 

 

2.インターネット上にビジネスの拠点を作る


次はインターネット上をビジネスに活用する際の選択肢として、あなたの拠点を作る方法について解説していきます。数ある選択肢のうち、最も効果的な活動といえば、実店舗用のローカル検索、汎用性が一番高いWebサイト、携帯アプリ、ソーシャルメディアなどが挙げられます。

一つ目の実店舗向けのインターネットでのビジネス拠点作りでは、大手検索エンジンのGoogleが提供しているGoogleマイビジネスなどの特定地域の見込み客が検索した時にお店を見つけられるような仕組みを活用することが出来ます。もしくはFacebook ページを開設し、同様に宣伝活動を行うことができます。
これらの方法であれば、自前のWebサイトを持っていなくても、簡単に実施することができまし、工夫を凝らせば多くの宣伝活動を行うことが出来ると思います。

しかし、インターネットを活用していると、自ずと自分の会社やお店のWebサイトが欲しくなるのは当然です。
その為、今回おすすめするのは、最初から自分のWebサイトを持ち、そこをインターネットでのビジネスの拠点にする方法です。
自分のWebサイトは自分だけのビジネス拠点になるだけではなく、見込み客があなたの会社やお店を知れる情報の拠点にもなります。インターネット上でのビジネス拠点としてWebサイトを選択したら、次はそのWebサイトに訪れた来訪者に何をしてもらいたいかを明確にすることが重要です。

例えば、問い合わせを増やしたいのであれば、Webサイトの各ページに問い合わせボタンを設置したり、電話番号を目立つ所に表示したりすることが有効となりえます。
最初から全ての機能を実装する必要はありませんので、徐々に商品の取り置き予約機能であったり、そのままインターネット上で商品を購入出来る機能を追加する方が良いかもしれません。

ここでインターネット上のビジネス拠点に話を戻しますが、拠点をWebサイトに限定する必要はありません。
インターネット上のビジネス拠点を最初に構築するならばWebサイトがおすすめですが、最近では多くの企業が携帯電話で使用できるアプリケーションを提供しています。
アプリケーションを提供できるようになれば、自動的にクーポンを送ったり、いつ、誰が、どういったメッセージを受信するか等をコントロールできるため、よりユーザーとの関係を構築しやすくなるなど、様々なことができるようになります。
ひいては、既存客からの口コミを得ることができるようになり、それを見た見込み客がソーシャルメディアで拡散する場面も期待できます。

Webサイトの構築が順調に進んだ後、前衛拠点としてアプリケーションやソーシャルメディアの活用も、視野に入れて置くことも考えて置くことが良いでしょう。

 

 

3.Webサイトにお客様を集める方法


では、インターネット上のビジネス拠点としてWebサイトを作ったら、そこに人を集める方法を考える必要があります。ここでは以下の3点を活用し、あなたのWebサイトに多くの見込み客を呼び込む方法を解説していきます。

検索エンジン

あえて記載するのも何ですが、通常何かを検索する時は、探しているものや知りたいことを検索窓に入力しますよね。
検索結果には検索された内容と関連のある何かについて、あなたの会社が提供しており、そのことがあなたのWebサイトにきちんと掲載されていれば、検索結果に表示される可能性があります。
これを「自然検索」と呼び、もちろん無料で検索結果にあなたのWebサイトを表示することができます。
自然検索では、あなたのWebサイトがどういったキーワードで検索されているのかであったり、あなたのビジネスに関連したキーワードを知ることで、検索結果の表示を改善することができます。
(この話は内容が膨大な為、別の機会に詳細をまとめたいと思います)
また、自然検索の対義として「検索連動型広告」があり、こちらは特定のキーワードが検索された時に、あなたのWebサイトが表示されるようにできる有料サービスです。

ソーシャルメディア

日本においてはFacebook、Instagram、Twitter、Google+ などが最近の主流であり、あなたのWebサイトに多くの見込み客を呼び込む援助を効果的にしてくれます。
特に関係構築に効果的な手法で、より多くの人にメッセージを発信する手段の一つとして活用することができ、見込み客への訴求が期待できます。ソーシャルメディア上でコミュニケーションを取ることで、あなたのビジネスを知ってもらい、ファンになってもらうような関係を構築できます。

メールマガジン

インターネットをビジネスで活用する上では、メールマガジンも欠かせない方法の一つです。
ご存知の通り、メールアドレスを登録したユーザーに対して、クーポンや先行セールの案内を告知する際に送信されるものです。日本ではメールマガジンについて意見が分かれることがありますが、アメリカをはじめ欧米諸国では今尚、高い有効性を発揮しています。

 

 

4.Webサイトの分析と改善


インターネットでビジネスを成功させる基本の最後は、Webサイトの分析と改善についてです。
少し堅い話になりますが、ビジネスは大小関わらず、「消費者のニーズを把握した上で、そのニーズを満たしていく一連の経済活動」が必要です。
すなわちマーケティングという一語で訳されることもありますが、この一連の経済活動は「いきなり最初から莫大な利益を生み出す性質のものでは無い」という原則を押さえておいて頂く必要があります。
というのも、初めてWebサイトを開設した初期の頃は、あなたのWebサイトが検索エンジンに認知され、検索結果に表示されるようになるまで時間がかかるということです。
ローマは1日にして成らずと同じように、開設して間も無い時期は軌道になかなか乗らないことが正直言ってほとんどです。

その為、見込み客にあなたのWebサイト見つけてもらう工夫だけではなく、来訪してくれたユーザーがあなたのWebサイトで何をしているかを分析することが大事な行動となります。
ツールを使ってWebサイトをきちんと分析することで、来訪者はどこから訪問しているのか、どのページが人気があるか、といった来訪者の行動について知ることができます。

また、分析をすることによって、きちんと機能している要素と機能していない要素を理解することができ、多くの来訪者を迎い入れるまでに改善して準備することができるようになります。
例えば、携帯電話からアクセスしている人が多いのであれば、携帯電話でも最適な状態で閲覧できるよう、あなたのWebサイトをレスポンシブに調整することもできます。

特に改善という要素では、あなたのビジネスが属する業界と同様に、インターネットの世界は常に変化し、新しい技術が目まぐるしく生まれてきます。あなたがお客様に最新の情報を提供してあげるように、あなたのWebサイトにも最新の技術を取り入れることが大切となります。

 

 

まとめ


いかがでしたでしょうか。
今回はインターネットでビジネスを成功させる基本、と題して解説してきました。
凡ゆる業界もそうであるように、インターネットも日々進歩し続けています。インターネットをビジネスで活用していくには、インターネットの技術進歩に柔軟に適応しながら成功を目指すのが良さそうですね。

私たち zeptoworks もインターネットの新技術に対応しながら、お客様のWebの困ったに解決策をご提示していきます。今回記事中で取り上げたインターネット上にビジネスの拠点を作るWebサイト作りは得意中の得意ですので、ご質問やお問い合わせはお気軽にどうぞ!